リンパマッサージ:健康篇のカテゴリ
全身疲労 Ⅰ
なんとなくからだが重かったり、疲れが取れないなどの慢性的な全身疲労の回復に効果的なマッサージです。週末などのリラックスできる時間に30分ぐらいかけてマッサージしてください。
1.鎖骨のくぼみを肩からのどもとに向けて、皮膚を内側に軽く引っ張るイメージで円を描きながらリンパを流します。とくに左側は、リンパの排水口ですから、念入りにマッサージしてください。
2.両手で首を挟む感じに四指をおき、襟足方向に円を描きながら鎖骨に向かって丁寧にマッサージ。
3.首のカーブに合わせて四指をおき、耳の下から鎖骨に向かって襟足方向に円を描きながら、手を滑らせるようにマッサージ。
4.後頭部のくぼみに指先がくるように首のカーブにあわせて四指をおき、円を描きながら鎖骨に向かって手を滑らせるようにマッサージ。
5.指で耳を挟むように手のひらをおき、耳の前の指に力を入れて、頬の皮膚を両サイドに引っ張るイメージで円を描くようにマッサージ。
6.胸の上部に、指先が脇の下に向くように手のひらをおきます。皮膚をからだの中心に向けて引っ張り、そのまま脇の下のリンパ節にリンパ液を流し込むように手をスライドさせてマッサージ。
7.四指で脇の下を軽く押しながら、円を描くようにマッサージ。
8.親指と四指でで二の腕を下から挟み、脇の下からひじに向かって、すくい上げるようなイメージで円を描きながらマッサージ。
9.バストの脇に手をおき、肋骨の一番下から脇の下のリンパ節に向かって円を描くイメージでさすり上げるようにマッサージ。
10.小指の側面をみぞおちあたりにおいて、やさしくすくい上げるようにリンパを流します。
全身疲労 Ⅱ
11.脚を伸ばして座り、おへそから腰骨に向けてリンパを流します。四指で下腹部を脚の付け根に向かって押し下げるイメージでマッサージ。
12.座ったまま、ソケイ部に指を差し込むようにあてて、そのまま引き上げるイメージでリンパを流します。
13.立った姿勢で、ヒップの下の太ももあたりに手をおき、引き上げるイメージでリンパを流し、そのままソケイ部まで流してきます。
14.座って膝を立て、膝の裏に四指をあて、脚の付け根に向かって円を描くようにマッサージ。
15.足首を包み込むように手をおき、皮膚を引き上げるイメージで膝の裏までリンパを流します。ふくらはぎを中心から左右にリンパを分けるようなイメージで。
16.四指を肩におき、手前に引っ張るイメージで鎖骨に向かってリンパを流します。
17.からだが硬い人はちょっと苦しいかもしれませんが、肩口から肩甲骨の上部に手をおいて、脇の下に向かって円を描きながらリンパを流します。
少しずつでも毎日ケアしたい場合は、鎖骨、首、胸の上部を重点的に行います。
●鎖骨のくぼみに指をおき、肩からのどもとに向けて弾ませるように指先でマッサージ。
●耳の下から鎖骨に向けてリンパを流すマッサージ(3.のマッサージ)
●耳を挟むように手をおいてのマッサージ(5.のマッサージ)
●腕の付け根から脇の下にリンパを流すマッサージ(6.のマッサージ)
首、肩のコリ
首や肩のコリは、周辺の筋肉が緊張して血液やリンパの流れが悪くなることで起こります。鎖骨や脇の下のリンパ節をやわらかくして、上半身のリンパの流れをスムーズにしましょう。
1.胸の上部に四指をあてて、脇の下のリンパ節に向かって優しく円を描くようにマッサージ。
2.四指で肩の筋肉を手前に引っ張るように、鎖骨に向かって手をすべらせます。丁寧に念入りにマッサージ。
3.このケアは、一人ではできませんが、肩甲骨の間に両方の親指をあてて、皮膚を回転させながらもみほぐします。次に肩甲骨の上側から脇の下に向かってリンパを流すイメージでマッサージ。
4.腕の付け根あたりに肩を包みこむように手をあて、すくい上げるように鎖骨に向かうイメージでマッサージ。
5.脇の下に四指をあて、円を描くように軽く押します。ここが硬いと最終的にリンパが流れないので、ゆっくり念入りにマッサージしましょう。
毎日のケアは次の二つでも十分です。
●胸の上部から脇の下のリンパ節に向かって、円を描くようにマッサージ(1.のマッサージ)
●首のカーブに合わせて四指をおき、襟あしに向かって円を描きながら優しくマッサージ(全身疲労Ⅰ-3.のマッサージ)
手と腕
オフィスでパソコンを頻繁に使ってりすると、手や腕の筋肉が疲労してリンパの流れが悪くなってしまいます。
1.脇の下に四指をあて、軽く押しながら円を描くようにリンパを流します。指のひら全体でなめらかにマッサージしましょう。
2.二の腕の皮膚をすく上げるイメージで、脇の下のリンパ節に向かってマッサージ。
3.肘の内側に四指をあてて、肩の向かってやさしくなでるイメージで円を描きながらマッサージ。
4.肘から下の腕を上からつかむ感じで手のひらをあて、肘に向かって円を描きながらすくい上げるようにマッサージ。
5.指の付け根の指と指の間の皮膚を手首に向かって引っ張るように引き下げます。次に各指の骨を親指と人差し指でつかんで、皮膚を引っ張りながら指の付け根に向かってリンパを流します。最後に指の間を円を描くようにゆっくりとマッサージ。
毎日のケアには二の腕と手のひらのマッサージがいいでしょう。
●脇の下から肘に向けて二の腕をマッサージ。
●腕から肘の関節に向かって円を描きながらマッサージ(4.のマッサージ)
●手の甲の各指の間を手首に向かってマッサージ。各指はつまむようにして、特に関節を丁寧にマッサージ。手のひらは各指の骨の間を円を描きながら手首に向かってマッサージ。
目の疲れ
目の疲れは、頭痛や肩こりだけでなく、美容面でのハンデにもなってしまいます。目の周りのリンパマッサージは速効性があり、目の輝きがよみがえります。
1.顔をはさむように耳の前に四指をおき、円を描くようにマッサージ。眼球のリンパを流すマッサージです。
2.目を閉じて眉毛の下の骨、眉頭のあたりに四指をあてます。骨に沿って、鼻の付け根から眉尻にむかって皮膚を押し上げるような感じで手をすべらせます。眉尻まできたら耳の前にリンパを流し込むイメージでマッサージ。
3.こめかみに親指をあててゆっくり力を入れ、耳に向かって回転させます。やや強めの力で、丁寧にマッサージ。
4.首のカーブに沿って四指をあて、襟あしに向かって回転させながらマッサージ。耳の下から鎖骨にリンパを流し込むイメージです。
特に速効性があるのは耳の上のマッサージです。
●指を耳の上にあてて、ゆっくり耳に向かって回転させます。30秒ほどですっきりできます。自分でもできますが、他の人にやってもらうと、より効果が上がります。
脚のむくみ
下半身のむくみや疲れの原因はリンパの流れが滞っているからです。放置しておくと、セルライトを作り出してしまい、下半身太りになってしまいます。
1.仰向けになってソケイ部に指を差し込むようにあてて、そのままお腹の奥に引き上げるようなイメージでリンパを流します。仰向けの方がやりやすいですが、座ってもできます。
2.太ももをニーディングします。まず外側、次に内側をケアします。固まった筋肉や脂肪をほぐして老廃物を浮き上がらせてリンパで流します。
3.ひざの関節の内側に親指をあてて回転させます。老廃物が溜まりやすいところなので、念入りにマッサージ。
4.ひざの裏に四指をあてて、円を描くようにゆっくり回転させてマッサージ。
5.足首を包み込むように四指をおき、皮膚を強く引き上げるようなイメージでひざまで手を滑らせます。指が皮膚に食い込むくらいの強さでマッサージ。
6.ふくらはぎ全体を包みこむように四指をおいて、ひざの裏へすくい上げるように手を滑らせます。この時、ふくらはぎを中心から左右に分けるようなイメージでリンパを流します。
7.指の間をくるぶしに向かって丁寧に引っ張ります。
8.土踏まずを押します。土踏まずは泌尿器系に関連している部位なので、リンパ液や老廃物が早めに尿となって排泄されます。
ソケイ部、ひざ裏、ふくらはぎはリンパ節が集中しています。時間がないときでも、この3ヶ所は忘れずにケアしましょう。
●ソケイ部に指を差し込むようにあてて、お腹の奥へ引き上げるようにリンパを流します。(1.のマッサージ)
●ひざの裏に四指をあてて、円を描くようにゆっくり回転させます。(4.のマッサージ)
●ふくらはぎに四指をおき、ひざの裏にすくい上げるようにマッサージ。(6.のマッサージ)
冷え
冷えの症状を放置すると、免疫力が低下したり、内臓、特に女性機能の不調が起こります。
1.ソケイ部に指を差し込むようにあてて、お腹の奥にリンパを流すようなイメージで引っ張り上げます。
2.太ももをニーディングします。最初に外側、次に内側を脂肪が盛り上がるくらいの力でマッサージ。
3.ひざの関節の内側に親指をあてて、回転させます。
4.ひざの裏に四指をあて、手前引くような感じで円を描きながらマッサージ。
5.ふくらはぎ全体を包みこむように四指をおいて、ひざの裏へすくい上げるように手を滑らせます。この時、ふくらはぎを中心から左右に分けるようなイメージでリンパを流します。
6.すべての指の間を足首に向かって引っ張ります。温かくなるまで丁寧にマッサージ。
7.土踏まずをゆっくり押します。痛いようなら重度の冷えです。念入りにマッサージしましょう。
8.両手を足首に添えて、くるぶしの周りのリンパをやや強めに足首に向かって流します。
9.仙骨に四指をあてて、腰骨までのラインのリンパを流します。前に前にと流すイメージで手を滑らせるようにマッサージ。
10.ヒップ中央のくぼんでいる部分に四指をあてて、押しながらゆっくり回転させます。そのままソケイ部までリンパを流すイメージでマッサージ。
11.ソケイ部に指を差し込むようにあてて、そのままお腹の奥に引き上げるイメージで手を滑らせます。次に腰骨に四指をあてて、斜め下に向かって引き下げるように手を滑らせます。
毎日のケアは以下の4つがおすすめです。
●ソケイ部に指を差し込むようにあてて、お腹の奥にリンパを流すようなイメージで引っ張り上げます。(1.のマッサージ)
●ひざの裏に四指をあて、手前引くような感じで円を描きながらマッサージ。(4.のマッサージ)
●アキレス腱を両手で挟み、ふくらはぎの方向へ引き上げるようにマッサージ。
●指の間と指の付け根部分をマッサージ。(6.のマッサージ)
頭痛など
頭痛は上半身の疲れや胸部から上のリンパの滞りが原因です。特に肩から上のリンパを丁寧に流すようにマッサージすれば、頭痛の解消ばかりではなく、肌の透明感も得られます。
1.指で耳を挟むように手をおき、耳の前の指に力を入れて顔を左右に引っ張るイメージで手を滑らせます。
2.こめかみに二指をあててゆっくり回転させるようにマッサージ。
3.グーにした手を耳の上の痛いところにあてて、ゆっくり回転させます。他の人にやってもらうと、より効果的です。
4.胸の上部に手をあてて、脇の下にリンパを流し込むように手をスライドさせます。次に肩に四指をおいて、鎖骨に向かってゆっくり手前に引っ張ります。
突然の頭痛やなんとなく頭がすっきりしない時は以下の2つのケアをしてみましょう。
●目を閉じて深い呼吸をしながら、こめかみに指をあててゆっくり耳に向かって回転させます。
●グーにした手を耳の上にあて、ゆっくりと耳に向けて回転させます。30秒ほどですっきりできます。(3.のマッサージ)
腰痛、背痛
座りっぱなしだったり、急に重い物を持ったりすると腰痛や背痛が起こります。背中は全身疲労の出やすいところでもあるので、丁寧にマッサージしてリンパを流しましょう。
1.仙骨に四指をあてて、ヒップを左右に開くように腰骨に向かって円を描くようにマッサージ。腰骨まできたら、前面のソケイ部にリンパを流します。
2.ヒップの中央のくぼみに四指をあててゆっくり押します。くぼみのどちらかが張っているときは、張っている方をより丁寧にほぐします。
3.腰骨のあたりに四指をおいて、大きな円を描くイメージで皮膚を引っ張ります。前かがみか、からだを反らして行うとやりやすいかもしれません。
4.ウエストあたりの背骨の両脇に親指をあてて、まず下方向に左右に開くようにソケイ部までリンパを流します。次に上方向に左右の脇の下までリンパを流します。四指を使ってもいいでしょう。
5.仙骨に四指をあてて、頚椎まで骨に沿って円を描きながらなで上げるイメージでマッサージ。背骨にずれがあるような時はその部分を念入りにケアしましょう。
突然の腰痛には以下の2つをやってみましょう。
●ヒップの中央のくぼみを四指でゆっくり押します。(2.のマッサージ)
●腰骨のあたりに四指をおいて、下から上へ大きい円を描くイメージで優しくマッサージ。(3.のマッサージ)
膝、関節痛
ひざは下半身のクッションのようなものです。体重増加や運動不足による下半身の水分代謝が悪くなったりしておこるひざの痛みを放っておくと、下半身全体の不調につながる危険があります。ひざから上のリンパをソケイ部に流しましょう。
1.ソケイ部に四指ぴったりとあてて、引き上げます。お腹の奥にリンパを流し込むイメージでマッサージ。
2.太ももの内側に両手の四指をあてて、円を描くようにゆっくり押しながらソケイ部までマッサージ。
3.ひざのお皿の周りを親指を使って、上に向かって円を描きながら押します。数ヶ所に分けて丁寧にマッサージ。
4.ひざ裏に四指をあてて、太ももの方向にすくい上げるイメージでゆっくり回転させます。まずひざのお皿の裏上部、次にお皿の真裏、最後にお皿の裏下部の順番でマッサージ。リンパが特に集まっている部位なので、丁寧にマッサージしてください。
毎日のケアには以下の2ヶ所を続けるといいでしょう。
●ソケイ部を四指で円を描くようにマッサージ。リンパの流れに重要な役割を持つ部位なので、柔らかくなるまで丁寧にマッサージしてください。
●親指でひざのお皿のまわりを円を描くように太ももに向かって押します。(3.のマッサージ)
胃痛
胃は、ほんの少しの不調でもはっきりと症状を伝えてくれます。不調の原因は食べすぎ、飲みすぎ、ストレスなどさまざまです。温めながら優しくリンパを流しましょう。
1.みぞおちに四指をあて、反対の手は背中に添えます。胃のあたりを下から包み込むように手を滑らせます。深呼吸しながらゆっくりとマッサージ。
2.おへそに四指をあてて、おへそを中心にゆっくりと時計回りに回転させます。徐々に大きな円を描くようにマッサージ。
3.四指でおへそから脚の付け根に向かってお腹を押し下げます。下腹部に溜まったリンパを流すイメージでマッサージ。
4.小指の側面をおへそにあてて、みぞおちまで優しくすくい上げるイメージでリンパを流します。片手でも両手でも自分が気持ちのいい方法でマッサージしてください。
急な胃痛などに速効性のあるのが以下の2つです。
●手のひらをみぞおちにあてて、反対の手は背中に添えます。胃全体を胸の中心に向かって円を描きながら手を滑らせます。
●小指の側面をおへそにあてて、みぞおちまで皮膚を引き上げるイメージで手を滑らせます。リンパを上に上にと流すイメージでマッサージ。
生理痛
生理痛は慢性化すると改善が難しく、放置すると婦人科系の病気になる危険もあります。下半身のリンパを上半身までスムーズに流して排泄することが大切です。
1.仙骨に四指をあててみます。厚みがあったり、冷えがあったりしたら、老廃物が滞っている証拠です。手のひら全体で力を入れてゆっくり回転させてリンパを流します。
2.おへそに両手の親指を添えて、下腹部全体を手のひらで覆います。小指は薬指から少し離します。このポジションで各指先が子宮と卵巣の位置をキープしています。お腹を押しながら、時計回りにゆっくり回します。
3.四指を下腹部に密着させて、恥骨から腰骨まで外側に押し開くイメージでリンパを流します。婦人科系をつかさどる部位ですから、念入りにマッサージしましょう。
4.両手で足首をつかみ、強めの力でかかとに円を描くようにマッサージ。
生理痛の痛み予防や軽減には以下の毎日のケアでリンパを流しましょう。
●四指を下腹部に密着させて、腰骨から恥骨までを押し開くイメージで円を描きながらリンパを流します。(3.のマッサージ)
●おへそに両手の親指を添えて、下腹部全体を手のひらで覆います。お腹を押しながら、時計回りにゆっくり回します。
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